ハワイ島に世界最大の望遠鏡を建設

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TMT 完成予想図 TMT完成予想図(提供/国立天文台)

ハワイ島のマウナケア山頂付近には、日本のすばる望遠鏡を初め、世界各国の天文学研究機関によって天文台・望遠鏡を設置されているのをご存じですか? 何故、ハワイ島のマウナケア山頂付近が選ばれているか? それは、標高4,205メートルと高地のため、天候が安定し空気が澄んでいること、また、太平洋の真ん中にあるので、人工の光に左右されにくく、天体観測には絶好の場所だからです。
すばる望遠鏡など大型望遠鏡によって切り拓かれた天文学研究をさらに発展させるため、日本・米国・中国・カナダ・インドの5ヵ国の国際協力によりハワイ・マウナケア山頂域に次世代超大型望遠鏡 TMT (Thirty Meter Telescope, 30 メートル望遠鏡) を建設するプロジェクトが進められています。
2014年5月に望遠鏡建設と完成後の運用を担う組織として「TMT 国際天文台」が設立され、2014年7月25日 (ハワイ現地時間) にハワイ州から望遠鏡建設の許可が下りました。まず、7月28日から予定地までの道路建設などが始まり、21年度の完成を目指しています。次世代望遠鏡では宇宙の成り立ちから、太陽系の惑星や、宇宙を満たす正体不明の物質「暗黒物質」なども調べる予定だそうです。
これから冬に向かって、日本でも天体観測に最適な季節ですね。
(画像/TMT 完成予想図/提供:国立天文台 TMT推進室)